本田的生活 その14 

フルトラ装着 前編

前回のポイント配線切れから・・ひと段落し、オルタOH(ネオライフさんへ依頼)タペット調整、キャブの入念な同調取りと作業は順調にはかどり
純正のスチールホイールとちょっと「変人」っぽいオーディオシステムを装着し
完成した姿をフイルム式マニュアル一眼レフで秋の紅葉をバックに写真でも写しながら静かに・・・・の予定であった。
が・・その試練は11月14日の帰宅途中に起こった。
夜10時30分仕事を終えてエンジンをかける、軽く暖気運転のあとスタート、会社から自宅までは約10KM、流れの良い道路を順調に走行
半分くらい来たところでトラックがかなり気合を入れて追い越し前に割り込んできた。
まあこんな古い軽に乗っていると日常茶飯事なので気にせず走行、次の信号で止まったとたん・・もうもうと白煙
一瞬パニック「ピストン割れた・・バルブ曲がった・・ん・・クーラントの匂い・・オーバーヒートか・・」水温計はかなりの頻度でチェックしながら走っているのでなんでもないはず(ただしこのときはパニクって確認せず)
こんな所で止まったらまずい、なんとか帰りつかなきゃ・・と
エンジンを止めないように少しふかし気味にして車を路肩に寄せ後続車をやり過ごす。
そのまま低速で走行するが特に異常はないような雰囲気でエンジンは回っている・・しかしモウモウと白煙があがる。
内心いつ止まるかとヒヤヒヤだったがなんとか家の近くの交差点まで・・スピードコントロールしつつ停止しないように走る。
家の近所の信号が青だ・・「ライフ頼むぞ・・なんとか家まで」思わず口走る。笑
私の願いが通じたのか彼(ライフの事 笑)は最後の力を振り絞るがごとくちょっとバラついたエンジン音をさせながら交差点を通り過ぎた。
なんとか車庫にたどりつく。ほっと一息

車庫でボンネットをあけるとリザーバータンクが内圧でフタが外れていた。全体にクーラントのちょっと甘いような匂い・・
んん これはひょっとしてガスケット抜けかい?途中でヒーターがまったく効かなくなったが・・関係あるのか??
ヒーターバルブの故障じゃなくこのせいだったのか??不明 ピストン割れたり、腰下の大きな損傷だったら走れないよな〜
という事は軽症か・・ま、なんにしても明日いつもの整備工場に電話しよう
それにしても夜は路面が凍る可能性があるんで、バイクもSRも不可・・・明日の出勤は・・初めてのバス&地下鉄出勤か・・憂鬱
母屋に入り配偶者にバスの乗り方、料金の払い方、乗り継ぎ時間などご教授賜った・・なんせ乗った事ないもんで ははは


翌日 整備工場に電話  「すいません・・ライフ・・白煙はいて・・だめみたいです」
「なに〜 なんでまた・・どんな状況だ?」
「○○××で・・○×なんでガスケット抜けではないかと・・エンジンかかりますし」
「うんそうか、その可能性が高いけど、最悪のケースはボーリングしたシリンダーに問題があるとやっかいだな
でもスリーブも入れ替えてるからな〜、とりあえずヘッドをおろしてチェックしてみろ。
でヘッドをおろす時なるべくガスケットにダメージ与えないようにはずして変に拭いたりせず
そのままの状態でヘッドやシリンダーを確認して連絡くれや」と電話を切りそうになる・・
「わ・・わかりました。ただ足がないので、今日から乗れる安い車ないですか」
「そんなのSR乗ればいいべや」 (でた〜北海道弁)
「まさかこの冬めがけてSRは・・・笑」 (ほんとにこのオヤジは)
「今はな〜コルサとレガシィがあるけどどっちにする。コルサは車検ほぼ2年ありだし程度いいぞ、レガシイは来年の7月まで車検あり」
「あ・・お金ないんで安いほうが・・いいんすけど 」 (レガシイはわかるけど・・コルサってどんな車だっけか??)
「じゃレガシイもってけ、今下取ったばっかりだからこのまま乗れるぞ」
ということで車を取りにいくと古いけどツインターボでビルシュタインショックでなんか太いマフラーが・・
(なんか排気音 ボー・ボーうるさい笑)

次の日曜日 ヘッドをおろす・・ぱっと見はなんでもないようだが よく見るとガスケットの1箇所、燃焼室に近い銅のリング部分に
ごくごく小さくちょっと浮いた(剥離)ようなあと
そこのピストンは冷却水で洗われてきれいになっている・・・
でも冷却水だけでこんなにきれいになるんかな〜と少々疑問
ひょっとしてプラグが失火して燃焼しないまま
ガソリンで洗われてきれいになった?
でもそれでガスケット抜けっておきるのだろうか・・
と少ない経験と知識のなかで考えるが まったくわからず
考えていても進展しないので ばらしたエンジンをもって工場へいく
原因ははっきりとはしないが腰下には問題ないとの事
念のためヘッドのOHを依頼する
(少々タペット音もうるさかったんで調度よい機会)

ヘッド裏側にへばりついているガスケットの写真撮り忘れ
ひどい手ブレですお許しを
腰下はなんでもない・・といわれたが
初めて組んだエンジン メタルの具合なぞ見たくなり

一応バラシて再度組みなおし
灯油で洗浄のあと外でシンナーで灯油分を洗い流したが
雪の中、手がちぎれそうに冷たかった・・

ま〜実際には手がちぎれる訳はないし
昔は今のように蛇口をひねればお湯・・なんてことはなかったから
炊事、洗濯と冬でも水でやっていたんだろうな(女の人は大変です)
考えてみると自分が高校のころはまだ家にはボイラーというか・・そういう物はなかった。
ストーブの円筒のところに水をいれる湯沸し器があって円筒の熱でお湯をわかしていたそれを考えると現在の生活のなんと幸せなことか
最近ふと思うのだが、上を見たらきりが無い
ちょっと立ち止まって
一昔前と今を比較したら・・
今の生活がどんなに恵まれているかという事を
たいていの人が感じるだろうと思うのだが


当家の裏にある広大な雪原にてブロックを洗う
ついでにバランサーギア、チェーンなど このエンジンの肝部分
を新品に交換
目視では 交換の必要は無いように見えたが
もう2度とこのエンジンをバラス事はないという決意を
自分自身に知らしめる意味もあり ははは

しかし・・ヘッドガスケット3枚、エンジンガスケット2セット
もろもろのオイルシール2セットおおよそ5万円の出費・・
がしかし・・これを無駄と考えるのは間違いである
このまわり道のおかげで、ライフのエンジンを組めるようになった

もちろんプロのようなノウハウはないが、当初、本など見ながら
おそるおそるやった作業がある程度は体が覚えてくれた。
単に知識として覚えるのではなく「体が覚える」というのは
非常に重要な事である。
ただし今後の人生のなかで何の役に立つかは不明であるが

もともとなんの役にも立たないことや
くだらない事に執念を燃やすタイプなので ははは
フルトラ化への道 その1

ガスケットが抜ける前の話であるが友人
(というか金属加工の師匠)・・に
フルトラセンサーの部品加工をお願いしていた
右の写真ではすでに切り離されているがもとはリング状のものに
180度方向に羽のような部品がついている。
これがポイントのヒールを押すシャフト(カム状の部品 名前知らんもんで笑)を削って溶接するのだが、点火時期にあわせてこの羽の位置決めをしなければならない


どうやって位置決め(点火時期)をしていいかわからず
微細な角度の違いが出る可能性がある・・
したがって角度を調整できる仕組みにしたかった

で友人に
「詳細な寸法と現物を送りますのでよろしくお願いします」
とデスビーとパーツを送った
フルトラ化への道 その2

数日後の休日友人から
「そろそろ部品の加工に入ろうと思うのだけど・・詳細な寸法は
いつ届くのかな??」と電話が
「あ・・一応手書きの設計図というか 同封したんですが」
しばし無言・・・・・・・
「え・・・あれなの・・あれじゃ・・・加工できないよ・・あの狭いデスビーのなかにぴったりの位置で決めなきゃならないんだから 
コンマ1ミリ単位での寸法が欲しいな〜。今ってサイズ計れる?」
「すいません実は今キャンプに来てるんです。」・・10月の最終日曜日
「キャンプ・・(この時期に?人に部品急いでって言ってなかった?)
 じゃあとで○○と××のサイズ計ったら連絡よろしく」 
カッコ内はこういう気持ちであったろうという私の推察である笑

という事で他人に部品の加工を依頼し
詳細な寸法をと言いつついい加減なフリーハンドの設計図を渡し
本人はキャンプに出かけるという・・笑 
フルトラ化への道 その3

さすがにこの時期のキャンプ場それも有名どころではなく、うちの近所
だだっ広いキャンプ場に居たのは 私と管理人の2名のみ ははは
深夜寒いので、「高級ウイスキー」をストレートで飲み、テントの中で
ガスコンロで暖をとっていた。(本当に危険なのでやめましょう)
今思うと酒の酔いと暖かさで ウトウトときていた。
そのとき先の友人から携帯にメールが
「お〜い、テントの中で火を炊いたら
   換気しないと危険だぞ〜 起きてるか〜」
ふっと我にかえり 換気し火を止めて寝袋にもぐりこんだ。
あとで思い起こすとタイムリーというかなんというか、
あのまま寝込んだらひょっとしたら今頃は・・ははは 

左上の写真の丸棒を削ってリング状のものを作成
そのセンターに溝を切って 羽を溶接
さらにガタが出ないようにイモネジをつける メッキして完成
天地の位置関係は、ずれないように上部に「つば」を付けてくれた
想像以上の出来栄えで感涙にむせび泣いたのは言うまでもない 笑
フルトラ化への道 その4

ところで先の携帯メールであるが・・
その友人は過去にも3度ほど私の行動を見透かしていた事があった。
まあ、偶然だろうと思っていたし
私は単純な人間なので予測しやすい行動だから・・・
と思っていたのだが、ちょっと気になり友人に聞いてみた
「なんで私の行動がわかるんですか」
「なんで・・って聞かれてもな〜 そんな気がしたんだわ
 でも考えてみると昔から なんとなくそんな気がするって事が
 当たってたりすることはあったなぁ〜」と言っていた。
ちょっと意外だったのは、友人は常日頃から(私と違って)理論的
あるいは科学的とか大分類ではそういうジャンルに入る人である。
その人からこういう話がでたのはちょっと面白かった。
私ならこのあと、人間の第6感 とか輪廻転生とか話が膨らむのであるがさすがに理論的な友人はそれ以上の話には発展しなかった。
ははは
先の部品を装着したところ
フルトラ化への道 その5

またもや手ブレの画像であるが・・

フルトラのアンプ部分ビスで止めるだけ


アンプから出ているコネクタを以下のように
○ 3極コネクタ → センサーからのコネクタへ
○ 4極コネクター 先端は切断しギボシなどに加工
 黒線 → アース
 赤線 → コイルのプラス側
 (元々コイルに来ている線を2本に分岐しコイルとアンプへ)
 緑線 → コイルのマイナス側(ポイントへつながっていた線)


と配線自体は超カンタンである
とまあ ほぼ順調にここまで来た 点火時期をあわせる段になって 色々と過去の問題点が・・
最初にエンジンを組んだ時(本田的生活その12)、点火時期が合わなかった原因がわかった(私の単純ミス)
と・・ここから先はフルトラ装着 後編へ続く
 

またもや今回も友人、ショップなどたくさんの人の力を借りこの場を借りて御礼申し上げます。


お世話になったショップとパーツの紹介 両店ともとても親切です
(URL はリンクしてませんので コピペで移動してください)

○ネオライフさん → http://www.h5.dion.ne.jp/~neolife/index.htm
430CCヘッドガスケット、エンジンガスケットセット、バランサーチェーン、オイルポンプチェーン、フライホイール
キャブ、オルタ、ウオーターポンプOH その他困った時の助言(笑)

○オートスポットさん → http://auto-spot.net/
フルトラキット バランサーギア ガスケットニス
 その他


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